黒い人たち

漫画版乙の黒い人たちが結構好きです。アホで(えぇー
あとなんかeroいよねっていう。んで、色々設定がおいしいよねっていう。
黒舞衣とかね!(結局そこか
それで当時一人で盛り上がってたんですが、2、3ヶ月ほど前にあるお方と話をさせてもらい、
下火になっていたのが一気に再燃。もうね、強火ってもんじゃないぐらいに。

で、あんまりにも更新しなさすぎなブログなので、そんな一人妄想文を投下してみるテスト(お






注意書き

・これはノミ汰が一人で妄想して設定捏造しまくりの、漫画版乙の黒い人たちが主にっつかしか出てない
・黒なつきと黒奈緒がなんかeroい人たちになっている
・つかなんか大人カップルみたいになっている
・黒舞衣は無表情、無口、無反応の三拍子
・黒い人たちは「アニメ」「漫画版」のHiME達の媛星の『記録』からつぎはぎされたとか構築されたとかそんな感じ
・もみあげの人がなんか変な人になってる
・微妙にピンクな描写あり

以上、↑でもいいよ、という心が海のように広い方だけスクロールをお願いします。

























耳を劈く爆音。次いで襲いかかってくる熱風。
口の中がじゃり、と気味の悪い音を立てる。その感触に眉を顰めながら、赤を仰ぎ見た。
この世に存在するどんな炎より赤く。熱く。
世界すら焼き尽くせるだろうその炎を纏う、いや、生み出しているのは一人の少女。
生み出す火だと見紛うかのような橙色の髪。それとは対照的に静かな薄紫の瞳。陶磁器のような肌は、感情は映さずにただ炎の赤を受けて輝く。
人体の錯覚が成した永遠とも思える僅かな時。
舞うように掲げられた手。
現れたのは炎の翼を持った漆黒の六つ目。巨大な剣を口に差したまま応えるように鳴く。
静かに主に呼ばれた愛し子は、灼熱の火球を放った。



         *



深海のような夢の底から、ゆっくりと意識が浮上して。
覚醒していく身体が、背にある木肌の硬い感触と、僅かな重み、温度、自分ではない誰かが居ることを脳に伝達した。
考える間もなく、ほぼ反射的に思った。

ああ、キスされている。

瞼を開けずとも分かる。
こんな事をするのは、舞衣が知る限り一人だけだ。

「…気は済んだ?」

離れていく誰か、玖我なつきに、そう言ってからゆっくりと瞼を開けると、予想通りの新緑の瞳があった。
距離は約十cm。
目と目が合う距離で、相手が行動を起こそうと思えば可能な距離。
それだけの事だ。

「…済んでない、なら?」

耳元で囁かれた低い声は、何を考えているのか計りかねる。
知るつもりも、ないけれど。

「好きにしたら」

見つめ返して。
距離は保たれたまま、玖我なつきの指が動くことも、合わさった視線が逸らされることもなく。
静かに息を呑む音だけが聞こえた。

「――ご主人さまーっ?」

ほんの数秒、ミコトの声に一瞬硬くなった腕から抜け出す。
背中に視線を少し感じたが、振り返らずに歩く。

「探しましたにゃ、って玖我なつき!?なんでお前が居るにゃっ。またご主人様に何か――」
「相変わらず盛りのついた猫みたいに喚くな、お前は」
「誰が盛りのついた猫にゃ!」
「ミコト」
「あ。今日は大目に見てやるけど、今度ご主人様に手を出したらぜーったい許さないからにゃっ!玖我なつき!」

煽るような風が吹いてから、吸い込まれる風が吹いて、なんの変哲もない空間に穴が開く。
魔神と呼ばれる者達が居る、唯一の住処。
ひょい、と軽く飛び込んで行ったミコトの後に続いて、何もかも飲み込むような、その穴に足を踏み入れる。

「鴇羽」

呼び止めるには弱く、呟きだと片付けてしまうには強い。
けれど振り返りはしない。必要もない。
でも。
風に乗せる様に。静かに。

「またな」

たった一言、玖我なつきはそう言った。


       *


時々ただ流れる映像は、今居る場所にはない光景が広がっている。
陽の光を浴びた木々。懐かしさを覚える白い建物。黒の、どこかで見た事のあるような特徴的なおさげ髪。
多分、あたしが何かを言うと、そのおさげ髪は拗ねた顔をして。
横から慰める声。眼鏡をかけた短髪、薄茶の長い髪。
ふと、おさげがふわっと舞って、風のように走った。
その先に居るのは、橙色の、髪の。
そしてその横。
穏やかに細めた瞳の色はあたしよりずっと鮮やかな。
ずっと、鮮やかな。




「――奈緒?」

焦点の定まらない、ぼやけた視界から意識がゆらゆらと戻る。
水面に漂っているような体に、断続的に小さな電流が走った。
その未だ深く残る余韻に少し口元を綻ばせながら、なんでもないと奈緒は目の前の白い首筋に唇を寄せた。
するとくすぐったそうに身を竦めはしたが、嫌がる風はなく。好きにしろ、と言うようにされた本人は小さく笑んだ。
戯れにその首筋に腕を絡ませて、は、と一つ深呼吸。鼻腔をくすぐる甘い香りに今更ながらくらくらした。
そんな、アルコールを口にした時の様な陶酔に陥りかけていた奈緒を、制するように手が赤い髪を撫でる。
頭の形に沿って、労わるように動く手はむしろ逆効果だった。
手の感触とその温度は、ほんの少し前の記憶を思い出させると同時に平常な体温と同化していこうとする熱を煽る。

「おねぇさま…」

は、と、呼ぶと共にさっきとはまるで種類の異なる呼吸を吐いて、唇を埋める。
変わらず髪を撫ぜる手はそのままに、楽しげな声が鼓膜を揺すった。

「どうした?」

くっ、と喉が鳴る。知らず知らずの内に唇が食む動きをしていた。
体が、渇きを訴えていた。
ますます楽しげな声が、また鼓膜を揺する。

「奈緒、どうか、したのか?」

ゆっくりと、ご丁寧に区切ってまで、問うてきた。

「っ、ん…わかってる、くせに」

少々恨みがましい声を出しながら、奈緒は食むのを止めて顔を上げる。
暗がりの中、にっと釣り上がった口元が目に入る。この顔は好きだが、今は意地悪く見えて仕様がない。
ほぼ好意と懇願で出来ている反抗心に押され、おとがいに唇を押し付けてから、這わせるように釣り上がった口元に寄せた。
すると口元は釣り上がるのを止め、開いて、招いた。
この行為は。
どうしようもなく息苦しさと、浮遊感、恐ろしいほどの落下を感じるのに、それでも求めるのはこの人だからに他ならない。
だって、『世界』が不確かだったあたしに。

「あ…っ」

こんなにも深く。重く。満たして。




「奈緒」








そしてまた、あの鮮やかな新緑が輝く。



  *



暗い、闇にすら繋がっているような長い廊下。
魔神と呼ばれる者達の唯一の住処であるここに、鴇羽舞衣とミコトは居た。

「全く、玖我なつきは一度とっちめないと駄目ですにゃ」

黒髪の短髪からちょこんと生えた耳をぴるぴると揺らし、口を尖らすミコトの声を、舞衣はいつものように黙って聞いていた。
それをミコトが気にする風はなく、ただ一人「玖我なつき」についてごちている。
玖我なつきに会ってから今日まで、何度ととなく繰り返されている事だった。
慣れこそすれ、ミコトの意見に賛同も反対も舞衣には無い。
ただ、疑問ならばある。

重なっていく会合。

気まぐれに唐突に、玖我なつきは自分の下へと来る。
それも、何度も。
悪戯めいた緑の瞳を揺らし、女性にしては低い声で楽しげに言葉を投げかけてくる。
時に薄く笑ったまま、挑発するように。
会合は、もうとっくに両の手で足りないぐらいの回数になっていた。
こちらから何かした訳でもないのに、何かする訳でもないのに、玖我なつきは自分の下へと来る。
一体、何が目的なのか。

闘う事が目的にするには、何もせずただそこに居るだけの回数が多すぎる。
かといってそこに居るだけで、玖我なつきにはなんの利益も無い。
でも、と。
舞衣の頭を過ぎる、玖我なつきの姿。

『済んでない、なら?』

時折、あんな強い感情を垣間見せる。
恨みでも憎悪でも憤怒でも、悲哀でもなく、ただこっちを真っ直ぐに見つめて。
それが何なのかは分からない。

ただ、知っている。

「ご主人様…?」

―知っている?

いつのまにか止まっていた足に、驚いた。

「っ!」

突如として襲いかかって来た、押し寄せる洪水の様な感情の奔流。
内臓を押し上げられているかと思う感覚に、舞衣は堪らず口に手をやり体を折った。
ぐっ、と咽が鳴る。せり上がってくる熱と液体。生理的に出てきた涙で世界が滲んで。
食道を撫ぜる自分の湿った呼吸と、酸い熱。
ほんの少しの衝撃で目覚めそうになる『何か』を、体が拒否している。
まるで誰かが、抑えつけるように。


「―舞衣姫」


その声に、ふっと消えた。
吐き気も。熱も。
どうして、と思うよりも早く、額やこめかみに張り付いた髪が不快感を呼んだ。
気休めに手で拭って、やっと舞衣は顔を上げた。

「…セルゲイ・ウォン?」

舞衣が存在を認識すると、特徴的な、恐らくは彼が長く、そして今もまだ身を置く世界で培われた妙な動きで男は口の端を吊り上げた。

「大分顔色が悪いが、どうかしたかな?」

悠然と後ろに手をやり一歩も動いてなどいないのに、声だけはやけに近く感じる。
ほぼ反射的に、舞衣は眉を寄せていた。どんなものにも、好きも嫌いも無い。ただ、この男は『厭』だ。
すっ、と小さな影が庇うように現れる。ミコトだ。

「何の用にゃ?」
「なに、時が近いという事を報せに来ただけだ」
「用はそれだけにゃ?なら、さっさと消えるがいいにゃ。ここはお前みたいな奴が来ていい所じゃない」

ぴり、と空気が震える。ミコトの右手が、彼女だけが扱える大剣を呼ぼうとしている。
それでも目の前の男は口の端を吊り上げたままだ。自負があるからこそ、出来る顔と行動。

「まあそう恐い顔をするな。俺と君たち化物は、斬っても斬れん関係にある」

空気が一層震え始めた。ミコトが名を呼べば、大剣はその姿を一瞬の内に姿を現すだろう。
長い数秒。
均衡を破ったのは、男の方だった。
降参だと、形だけ両手を掲げて男は背中を見せる。

「お望み通りに失礼しよう。こちらも忙しい身でね」

それだけ言うと、男は闇に溶けるように消えていった。
自分の利用できるものは利用して、地位も名誉も手に入れて、それでもまだ足りないと言うのだろう。
尽き果てる事のない、際限の無い欲望。
けれど。
どんな夢があろうと。
願いがあろうと。
世界の終わりは、



「運命は、同じなのに…」












とか、そんな感じな文でした。以下蛇足というか捏造設定入ります。
黒なつさん達には「アニメ」の本人達の記憶とかが断片的にあったりなんかしたりする設定です。
んで、存在そのものに疑念があるとかそんな感じ。特に黒なつさん。
なので舞衣に対してはバトって痛みで自分の存在を確かめるとかそんなドM思考とかあったりするといいと思ってます(思ってるだけかよ
あと舞衣は黒耀(居るの?)の人に「アニメ」のバッドエンドを繰り返し見せられててああなったとか言ってみる。
奈緒はなつきに存在する意義とか理由をもらったとかだといいなぁ、と。
そんな黒い人達が乙の人達(アニメの方で)とバトるのとか公式さん駄目ですか。


てか本当に誰か作ってくれないかな…(お
[PR]
by nominingen | 2008-10-25 00:16 | 雑記


<< オンリ 委託 >>