最近考えていること
ごきげんよう、最近もっぱら幽霊のことについて考えているノミ汰です。
や、なんとなくですが。

多分、最近人から表象がどうとか、人間は精巧な機械でどうとかという難しい言葉を投げ込まれたからだと思います。
それで思ったことが、幽霊という存在が見える人たちは、脳がそういう見たり、聞いたりする回路が発達しているからかのう、なんて一人で結論づけてみたり。

まあ本当にそうなのかは分かりません(爆

研究した訳でもないし、見える訳でもないし。
でもそういうのが確かめられるんだったら、見えたり聞こえたりする回路が発達したらいいかも、とは考えますが。

そんな事をだらだらと考えながら、小ネタを一つ書いたりしてました。
ちょっと長めのなつ舞衣もの。
でもノミ汰が書くものですから、案の定カッポーには見えませんが。
それに書きはじめた切欠が、

うはwプリン(凍らせたの)wwwwうめぇwwwww

だけですから。碌なもんじゃありません。

もしもなつきがシリーズ(いつシリーズ化したのとか聞いちゃいけない)








なつきが寮に転がり込んで来てから数日。
すっかり三人で囲む食卓が日常になっていた。


「あ、そういえばプリンあったのよね」
「おお!プリン!」

夕食を食べ終わって、満足そうに一息ついていた命の顔が、ぱっと明るくなる。
さっき食べたばっかりでしょ?と少し嗜めながらも、その素直な反応に思わず笑ってしまう。
じゃあ早速持ってこようか、と舞衣は立ち上がり、ついでに雑誌を捲るなつきに声をかけた。

「そだ、なつきは食べる?」
「んー…」

熱中しているのか随分と生返事である。が、それはいつもの事だ。
少しは命みたいに素直だったら、なつきも可愛いのに。
なんて本人が知ったら途端に不機嫌になりそうな事を考えつつ、舞衣はキッチンへと向かった。

「あれ?」

開け放った冷蔵庫からひんやりとした冷気が漂ってくる。
それが電気代の無駄になってしまうのは十分承知の舞衣だったが、その手は扉を開けたままだ。
薄い紫の瞳がくりくり動いて、視線を彷徨わせている。

「ねー?誰かもうプリン食べたのー?」

舞衣が視線を彷徨わせた場所には、プッ〇ンプリンBIGが二つあった。
確かに三つ買ってきてあった筈のプリンが二つ。

「私は食べてないぞ!」

はっきりと聞こえてきた命の声。嘘があんまり上手でない命に、嘘をついている様子はなかった。
自分が食べた覚えは無かった舞衣は、じゃあなつきが食べたのだろうか、と考える。

「なつきが食べたの?」

ぱたん、と流石に電気代が、と危惧した舞衣は一旦冷蔵庫を閉じ、部屋に顔を覗かせる。

「んー?食べてない…ああ、そうか」

雑誌から顔を上げたなつきは、一人合点がいったようだ。
自分で取るつもりなのか、こちらへと近付いてきた。
そうして冷蔵庫に近付いたなつきは、上の段に手を掛ける。

「へ?ちょっとなつき、そっち冷凍…」

舞衣の言葉に意を介さず、なつきは冷凍庫の扉を開けた。

「…ん。いい感じだ」

手の中にあるプリンを眺め、なつきが満足そうに呟く。
それって――

「もしかして、凍らせたの?」
「ああ」
「…わざわざ?」
「…悪いか?」

なんだ、その視線は。とでも言いたげな顔をして、なつきはさっさと部屋へと戻っていく。
舞衣としては、だって、ねえ?な気分だ。

「はい、命。なつき、スプーン」
「ありがとう舞衣」
「ああ、すまない」

ぺりぺりと上の蓋を剥がして、まず蓋にくっついている薄い膜のようなものをスプーンで削ぎ落とす。
こういうことやっちゃうのって、やっぱ庶民なのよねー。
そんな事を考えてしまう自分に苦笑しながら、舞衣はスプーンで掬って、まずは一口。

「ん、おいしい」

ほどよく冷えた、ぷるんっとした柔らかいプリンが舌の力だけで蕩けて、甘味が広がる。
やっぱりプリンは柔らかさが命、だと舞衣は思う。
正直なつきのように凍らせてしまうのは、やっぱり舞衣はなんだか少し理解が出来なかったのだ。
それにわざわざ凍らせるのも面倒だし。

「ごちそうさま!」

そんな事を考えていたら、命は早くも終了らしい。
なつきは、と見ると、ざりざりと削るようにプリンを食べていた。
まるでシャーベットのようになっているプリンをもくもくと食べているなつきの顔は、少し綻んでいるように見える。
よっぽど、その食べ方が好きなんだろうなー、と普段あまり見せないなつきの女の子の顔を見て、舞衣は知らず知らずのうちに笑っていた。

「…」

暫くせっせとプリンを食べていた舞衣だったが、ふと妙な気配を感じ、その方向に目をやってみる。
そこには、じぃっと、ある方向を見つめ続ける、命の姿。
命の視線の先には、なつき。いや、なつきのプリン。
多分、凍らせて食べるとおいしいのかなー、とか思いながら見てるんでしょうね。
苦笑しつつ、ちらっとなつきを見る。
命の視線に一向に気付いていないのか、やはりざりざりと削るようにして、なつきはプリンを食べていた。
遅いながらも、確実に減っていくなつきのプリン。焦りと葛藤が見え隠れする命の顔。
あー…どうしよ、ここは命にあたしのプリンあげるべき?

「ねぇ、みこ――」
「なつき!」
「な、なんだ!?」

突然切羽詰った声で呼びかけられたなつきは、びくんっと体を強張らせる。

「ちょ、ちょっとでいいからお前のプリンをくれ!」

やっとの思い、といった感じに言い放った命の顔が、駄目か?やっぱり駄目なのか?と潤んだ目でなつきを見上げている。
凄い勢いだと思ったら、そんな風になつきがかくっと脱力し、やれやれといった感じで笑った。

「ほら、器」

きょとん、とした顔の命。

「空の容器でいいから、出せ」

なつきの真意が分かったのか、ぱぁっと命の顔が綻ぶ。

「ありがとうなつき!」
「うわっ、ちょ、分かったから飛び掛ってくるな!」

そんな事を言いつつも、なつきの顔は少し赤い。
あ、可愛いー。
ふと、なつきをからかって、穏やかな赤の瞳が楽しげに揺れ動くのを思い出し、その気持ち、分からないでもないなぁ、と舞衣は思う。
やっぱりなつき可愛いし、何より面白いもんね。
そんな生暖かい視線をなつきに送っていると、

「なんだ、その目」

怒ったような顔で睨まれた。まあ顔がほんのり赤いので、全然怖くはないが。

「んーん。命、おいしい?」
「ん!アイスみたいでうまい!」

ぱくぱくと命が食べるアイスみたいなプリン。
おいしそう、かも。
スキーウェアを着る女性が三割り増し綺麗に見えるように、命の食べている物は大抵三割り増し美味そうに見える。
そんな根拠の全く無い法則により、舞衣は命を見つめ、窺うようになつきを見る。

「ねー、なつき」
「なんだ?」

ざり、ざりり、と残り少なくなっているプリンをスプーンで削りながら、なつきは舞衣を見ずに答える。
きっと削ったのを全部集めて、一口で食べる気なのだろう。つまり、チャンスはこれきりだ。
スプーンに集まるプリン、カラメルの部分もあるそれは、なんとも魅力的。
やっと全部集め終わり、気が済んだのか、やっとなつきは舞衣に目を向けた。
今だ、と舞衣は身を乗り出す。

「一口もーらいっ」

舌に広がる冷気、歯で少し押してやると、しゃり、と小気味の良い音がした。
体温だけで溶けていったプリンは、命の言った様にアイスみたいで、おいしい。

「凍らすのもなかなか…って、なつき…?」

てっきり、それは最後だったのに!とか、人のを勝手に!とか、何するんだ!とか、そんなような怒号が来ると思っていたのに。
当のなつきは、金魚が餌を食べるみたいにぱくぱくと口を開けたり閉じたりしていて。

「お、おま、おまっ」
「おま?」

なにそれ?しかもなーんか、顔赤いし。
熱でもあるのかしら、とぐいっと更に身を乗り出し、舞衣はなつきの額に自分の額をくっつけようと、

「ぶっ!」

ばちんっ、となつきに凄い勢いで止められた。唇と、その周りがひりひりして痛い。

「はにふんのよ!」
「っ!しゃ、喋るなっ。くすぐったいっ」
「むー!むー!」
「た、頼むから、な?」

もう顔が見れない、そんな風に、舞衣にしているように空いている手を自ら口元へ持っていき、押さえたなつき。
その真っ赤な顔とほんのちょっと潤んだ瞳。
そんななつきに、痛くて泣きそうのはこっちだ、と舞衣は恨めしそうに睨んだ。







以下ノミ汰のボヤき

てか寮の部屋ってどういう作りだっけ…確かリビングとキッチンを繋ぐ扉とかなかった気がする…
そうそう、舞衣だったらプリンはちっこいやつで三つ繋がってるあれを買いそうですが、今回はなつきが大っきいのを食べたくて皆に奢ったとかそんな感じ

なつきちの脳内では 
プリン食われた→ってかそれって間接キス?→唇…って私は何を考えてって顔近っ近いから!→うわ、こいつの柔らか…ってまた何を考えてるんだ!
的な…

うん、すいませんでした。

気が向いたら色々手直ししてきちんと乗っけたいなぁ…(なのに未定

なんかなつき→舞衣くさいですね、これ。
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by nominingen | 2007-04-28 20:32 | 雑記


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