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うえーーーい
パソコンの画面に映る自分の文を見ながら、
ひたすらに胃の辺りを手でおさえるノミ汰です。ごきげんよーう。

つい最近(つっても大分前)ブログになつ奈緒書くぜ的な事を
書いたのはいいものの、一向に進みません。

…何故?

やはり私の頭がまだまだ春めいているからなのか。

そんなこんなでやはりまだまだ時間がかかると思われます。
少しの間(てか結構な間)ブログがかなり疎かになってしまうと。

なので、昔書いたなつ奈緒、しかも珍しくカッポー設定な代物を一つ。
ですが激しく二人が別人です。誰だ?って話です。

下のMoreをどうぞ








注意
これはなつ奈緒です 別人です なんかもう色々おかしいです
短いです またいつか消します



「なぁ、奈緒」

ダークブルーのソファに寝転がる恋人は、時に。

「なによ?」
「髪、伸びたか?」

訳の分からない行動に出る。




「…ああ、そうね。そろそろ切らないと」

やや視界に入った前髪を指先でいじる。
横に流したりしているが、それでも長くなってきたならば切らねばならない。

「切るのか?」

下からのびてきたなつきの手が、あたしの前髪を触る。

「そのつもりだけど?」
「そっか」

それで終わり、そう思ってもなつきの手は髪をいじり続ける。
近すぎて多少ピントの合わない手を見つめた。
細い指。人は指が細い方が良いと言うけれど、あまりに細いと却って悪い。
年頃の女性の指に比べ、なつきの指は少し細い。
痩せ細っている、というより、無駄な肉が付いていない、と言うべきか。
見るからにふっくらと柔らかそうな、理想の女性の手には、程遠い。

「伸ばしてみたりとか、しないのか」

いい加減だるくなってきたのか、やっと指が離れる。

「伸ばすと面倒。髪洗うのとか、大変そうじゃない」

今度はあたしがなつきの髪を触り、掬う。
指で捕まえて、そこから垂れている髪はやはり長い。

「それもそうか」

ふっ、と口の端が僅かに釣りあがる。

さらりと、髪が指から離れた。

「伸ばさないのか」
「なんで?」
「なんとなく、そう思っただけだ」

髪に向かっているであろう視線は、何処か遠い。


「短くしないの?」


腰までもある長い髪、分けられた前髪、新緑の瞳。以上、玖我なつきの特徴と言える箇所。
他にもまああるだろうが、髪という単語からはそれくらいの連想しか浮かばなかった。

「考えた事もなかったな」
「一度も?」
「ああ」

断言する声と、言い切った表情に、嘘はない。

「あんたの髪、本人の中身と一緒で馬鹿みたいに真っ直ぐよね」
「…どういう意味だ?」
「さぁ」

口の端がくくっと釣りあがる。
明らかにむっとした顔のなつき。突然に起き上がる。顔はにやにやと、人を小馬鹿にした笑み。
やや乱暴にわしゃり、と髪に指を滑らす。

「お前の髪は本人の中身と同じように捻くれてるな」
「…どういう意味よ?」
「さぁ」

にやにやと笑う顔に張り手の一つでもやりたくなる。
けれどいつしか、随分と優しい笑顔になって。指が丁寧に髪をなぞっていく。


「でも、柔らかいな、奈緒の髪は」
「…」


あんたの髪、本人の中身と同じように真っ直ぐよね。


「バっカじゃない?ほんとに。つーかバカ正直過ぎんのよ、あんた」
「悪かったな、バカ正直で」
「ほんっと、嫌になるわ」
「…赤い、な」
「…髪が、でしょ」
「…」



二人は高校生 きっとちゅーとかそんなに出来ない
でも前よりきっと素直になっている、筈
今気付いたけど奈緒って後ろは結構長い、
のでこれはその、横とかも伸ばさないの?みたいな
by nominingen | 2006-05-29 00:11 | 雑記


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